材料をきっちり測って、内釜に入れ、スイッチを入れるだけで、自宅で手軽にパンを焼くことができるホームベーカリー。
持っている人も増えたのではないでしょうか。
定番の1斤焼けるタイプから、大きめの2斤焼けるタイプ、天然酵母が使えるタイプ、米粉が使えるタイプなど、各メーカーから多くの種類が発売されています。
ホームベーカリーを買って、まず最初はレシピ通りのシンプルな食パンを作ると思います。
シンプルな食パンでも、もうじき焼き上がりますよ〜という合図の、立ち上る小麦の香りはたまらなく良くて、飽きることはないのですが、次第にちょっとアレンジを加えてみたいなと思うようになります。
筆者はそれを「悪魔が囁くパン」と称していました。
まずは定番、自動投入機能を使って、ナッツやレーズンを混ぜてみます。
レーズンはそのままでもいいのですが、ナッツ類は5ミリぐらいに小さくしてあげるのが理想的です(内釜についている回転羽が動かなくなるのを防ぐためです)。
これに満足すると、今度はチーズやチョコレートを混ぜてみたくなります。
チーズはナチュラルチーズが無難ですね。
チョコレートはチョコチップでも大丈夫です。
あんこを混ぜてあん食を作るときは水分量の調整が必要です。
あんに含まれている水分の分、投入する牛乳やお水を減らす必要があります。
マシュマロが大量に余った時には、砂糖の代わりにマシュマロを投入していました。これは、自動投入機能を使わず、最初から材料に加えていました。
不思議なことに、フワフワなパンになります。
栄養を少しでも摂ろうと、野菜ジュースを水分代わりに加えたこともあります。
このときは、野菜の繊維が残っていたからなのか、フワフワというよりもどっしりとしたパンになりました。
ホームベーカリーで食パンをふわふわに作るコツを大公開!
ホームベーカリーで食パンをふわふわに作るコツはなんと言っても、材料をきっちり計ることです。
パンを焼く工程はとてもデリケートなので、お菓子を作るときと同じ感覚で計量をしっかりすることが大事です。
特に油脂類は、ふわふわなパンを焼く要となります。
健康のためと思ってバターの代わりにオリーブオイルを使ってもパンは焼けますが、オリーブオイルの水分の分、加える水や牛乳を減らさないといけません。
裏技としては、「悪魔が囁くパン」でも良くやっていたのですが、炭酸系の飲み物を水分代わりに加えることです。
例えば、コーラやビールなど飲み残ったものを加えると、不思議なことにとても柔らかくふわふわなパンが焼きあがります。
コーラやビールの味や風味を感じることもありません。
注意点としては、コーラを加えるときはその分砂糖を減らすこと。
コーラに十分砂糖が含まれていますからね。
ホームベーカリーで皆が作ってる!食パンの人気レシピを紹介
パンは美味しいですが、糖質が気になる方に、糖質オフの美味しいシナモン食パンをご紹介します。
【材料】
鳥越製粉のオーツブランミックス 180g
ドライイースト 4g
スキムミルク 5g
シナモンパウダー 3g
ラカントS(甘味料) 25g
卵 1個
ココナッツオイル 大さじ2
水 165cc
【作り方】
1、内釜にドライイーストを投入する
2、オーツブランミックスを投入する
3、残りの材料を投入して、ホームベーカリーの早焼きコース、仕上がり薄焼きを選択する
4、焼きあがったら内釜から出します
焼き上がりが近づくにつれて立ち上るシナモンの香りが食欲をそそります。
ジャムや蜂蜜、クリームチーズなどと相性が良いのでぜひ試してみてください。
アレンジ多彩!ホームベーカリーで気軽に食パンを作ろう
慣れてくると、こねる工程までをホームベーカリーにお願いして、ロールパンを作ったり、シナモンロールを作ったり、角食用のケースに入れてオーブンで焼いたりと色々楽しく作業ができます。
慣れない間は、投入するもので変化をつけてアレンジを楽しみましょう。
一度、試してみていただきたいのが、上述したようにコーラとビールとマシュマロです。
これは本当にパンがふわふわになります。
コーラは色が若干、茶色くなりますが、それでもコーラが入っているとは言わなければ気づきません。
タイマー機能を上手に使うと、朝の目覚めが焼きたてのパンの香り、なんてこともできます。
ぜひ、気軽にパンを焼いてみましょう。