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ここは見逃せない!青森ねぶた祭りのおすすめの見どころ!

青森ねぶた祭といえば、ねぶたと呼ばれる巨大な山車が有名ですよね。

見どころはどこにあるのでしょうか。

まず見逃せないのが、ねぶたそのもの。

ねぶたとは針金と和紙で作られた、水滸伝や三国志、日本の歌舞伎や神話などをモチーフにした大型の張りぼて人形のことですが、内側から照らされる灯りによって実に荘厳で幻想的な雰囲気を醸し出しています。

全体の大きさはおよそ高さ5m、幅9m、奥行き7m、重さ4tです。

これが実際に見ると実に大きく見え、いまにも迫ってきそうで圧巻です。

祭りの前日、青い海公園特設会場ではねぶたの展示を行っていて、運がよければねぶたの内側まで見せていただくことができます。

また祭りの最終日には、ねぶたが海上を行き交うのを見ることができます。

当日は花火も上がり、ねぶたの灯りと花火の明りが海上で共演し、とても幻想的です。

それから、跳人(はねと)と呼ばれる踊り子たちの、つま先だけの激しい踊り。

多いところでは、ひとつのねぶたに2000人の跳人がついて踊ります。

これにはぐいと引き込まれるものがあります。

もうひとつは、押し寄せる、勇壮なお囃子。

跳人の踊りと相まって、日本人のノスタルジーを感じさせ、なぜだか切なくなります。

知っていると更に楽しい!青森ねぶた祭りの起源を解説します!


見どころがわかったところで、ねぶた祭りの起源について見てみましょう。

ひところ言われていたのは、のちに征夷大将軍となる坂上田村麻呂が、陸奥国の蝦夷征伐の戦場において、敵を油断させるために大灯籠・笛・太鼓で囃し立てたことに由来するというものです。

他の日本伝統音楽に類を見ない勇壮なお囃子の起源はそこにあると言われています。

が、残念ながら、史実として坂上田村麻呂が青森で征討活動をしたとは考えにくくなり、現在では土着の七夕まつりや眠り流しの行事(禊流し)が変化したものと考えられています。

眠り流しとは、夏の暑さで疲れた身体から、悪い病魔を祓う行事のことです。

昔の人は、夏の暑さから身体がだるくなり、一日中何となく眠たいという状態を、悪い病魔につけ込まれてしまうと恐れたのですね。

「眠た流し」「寝ぼけ流し」などとも呼ばれます。

東北に限らず、日本全国に残っています。

だいたい8月上旬ごろに、川に入って泳いだり、合歓の木(ねむのき)や笹、身代わりの人形(ひとがた)などを川に流したりします。

禊やお祓いみたいですね。

転じて、身代わりの人形が巨大化し、明るさや賑やかさを伴って練り歩くようになりました。

川に流す代わりに、灯りや賑やかさが眠気を祓うと言われています。

「ねぶた」という名前には「眠た」の名前が残っていますよね。

青森ねぶた祭りの日程とは?どんなことをするの?紹介します!


2019年の日程は以下のようになっています。

8月1日 18:00〜21:00 前夜祭
19:30〜20:40ごろ 第71回浅虫温泉花火大会(会場:浅虫温泉)
8月2日、3日 19:10〜21:00 子どもねぶた(約15台予定)、大型ねぶた(約15台予定)の運行
8月4日〜6日 19:10〜21:00 大型ねぶたの運行(約20台予定)
8月6日 ねぶた大賞、各賞の発表
8月7日 13:00〜15:00 大型ねぶたの運行(約20台予定)
19:15〜21:00ごろ 第65回青森花火大会、ねぶた海上運行(6台予定、会場:青森港)

ねぶたの運行は青森駅前の新町通を中心にロの字型に一方通行で行われます。

観覧席の場所によっては、ねぶたが目の前を通るまで10〜15分ほどかかることがあります。

またねぶたを全台見ることができないこともあるので、あらかじめ了承しておきましょう。

青森ねぶた祭はさすが東北三大夏祭りのひとつ!


秋田の竿燈祭、仙台のたなばた祭と並んで、みちのくの短い夏を飾る青森ねぶた祭は、見た目のインパクトと幻想的な雰囲気が相まって、近年は海外からの観光客も増えるなど人気の祭になりました。

祭を見るだけでなく、踊り手である跳人にはルールさえ守れば誰でもなることができますので、踊って参加する方法もあります。

実際に祭に参加して、体験すると感動もひときわでしょう。

ただし、注意しないといけないのは宿泊先です。

この期間、近隣の宿は通常期の10倍近い値段になる他、宿を押さえるのが何よりも大変です。

旅行の計画は早めに、まずは宿を押さえてから計画を立てましょう。

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