押し入れやクローゼットって、どうして限りがあるんでしょうね。
ドラえもんの四次元ポケットみたいに、限りなくスペースが広がっていたら、そもそも服を捨てなくてもいいわけです。
でも、現実は、限りがあります。
その現実に、ぎゅうぎゅうに詰まった服。
着たい服を着るのも一苦労です。
ここは思い切って捨ててしまいましょう。
その判断基準はひとつです。
「1年以内に使っていなければ捨てる」
どうですか?
とってもシンプルです。
いつか着るだろう。
一回しか着ていないからもったいない。
高かったからもったいない。
痩せたら着る。
その、いつか、は来ません。
1年もほったらかしてあった服はそもそも意識に上っていないのです。
でも、どうしても、いや来年は着るかもしれない、と思うのならば、せめて「2年着た記憶のない服は捨てる」と決めてみましょう。
きっと後悔はしません。
片付けで捨てるのがもったいないと思うあなたに試してほしい断捨離法
「MOTTAINAI」という言葉は、マンガリ・ワータイさんが世界に広めて世界共通語になりました。
どうしても捨てるのがもったいない、というあなたには「ひとつ買ったらひとつ捨てる」という断捨離を試してほしいと思います。
必要な服の数は、実はそんなに多くなくて、ちょっと前話題になった『フランス人は10着しか服を持たない』が本当だとすると、10着あればコーディネートを回せるのです。
「ひとつ捨てたら、ひとつ買う」でもいいと思います。
要は、クローゼットの容量以上に服を増やさないということです。
自分のキャパを大事にするということでもあります。
それでも、それでも捨てられないというあなたには衣類のリサイクルをおすすめします。
ショッピングモールやデパートなどで、お買い物割引券と引き換えできる衣類リサイクルの取り組みがあります。
ユニクロでも無料で衣類をリサイクルしてくれますよね。
また、発展途上国へ送る取組もあります。
こちらは衣類を送る送料を自己負担する必要があり、時期によってパンツはいいけどスカートはダメなどの決まりがありますが、自分の服が世界のどこかで生きていると思うことで捨てる罪悪感から解放されます。
思い出があったり、忘れられなかったり、衣類に愛着があるのはすごく良いことです。
でも、愛着と執着とは区別するようにしましょう。
片付けで捨てるのが疲れると感じた時のおすすめの対処法とは?
片付けで捨てるのが疲れると感じること、ありますよね。
やる気がなくなって、気がついたら周りに物が雑然と積まれていて、さらにやる気をなくしてしまう。
そうこうするうちに陽まで暮れてしまって、さらにやる気をなくしてしまう。
こうなるともうダメです。
潔くお風呂に入って寝るしかありません。
そもそも、どうして片付けで捨てることを疲れると感じるのでしょうか。
実は、片付けをするということは、体力的にしんどいのではなくて、「同時に複数の作業をするから脳が疲れるのでしんどい」のです。
「服を取り出しながら」
「捨てるかどうかを考えながら」
「着ないかなと思ったものをゴミ袋に入れながら」
「着るかなと思ったものをクローゼットに戻しながら」
という4つのタスクを同時に脳がこなしているわけです。
疲れないようにするためには、「1タスク 1アクション」と覚えておきましょう。
先ほどの「ながら」を切り離して、ひとつずつ行うのです。
「すべての服を取り出す」
「直感的に要るか要らないかを振り分ける」
「着ないものをゴミ袋に入れる」
「着るものをクローゼットに戻す」
と4つの段階に分けて、ひとつが完了したら次へ、と行うことが疲れないポイントです。
片付けで捨てる服は直感で決めよう!深く考えないのがコツ
とあるアンケートで服を断捨離できるかどうか聞いたところ実に7割の人が断捨離できないと答えていました。
うち、3割は捨てられない服が10着以上ある、という人でした。
理由はそれぞれごもっともで、例えば「ダイエットの目標としてワンサイズ小さい服を買ったから」とか「若い頃出かけるときによく着ていたから」とかなのですが、服にも流行り廃りがあり、体型も変わっていきます。
今着ないものは、来年も着ません(多分)。
断捨離して、スッキリしたクローゼットを見渡したほうが、コーディネートのアイデアも浮かびやすいというもの。
もしかして、はないと考え、潔く思い切りよく、深く考えずに捨てていきましょう。